サウンドスケープとは

投稿者: planet 投稿日:

サウンドスケープとは、1960 年代後半に、カナダの作曲家 マリー・シェーファーによ って提唱された概念で、視覚的な風景にとらわれること無く、その音が どのように知覚 され 理解されるかに焦点が置かれ、個人、あるいは人々の認知によって決まる おと風 景であると定義されています。
サウンドスケープという考え方は、地球上のさまざまな時代や地域の人々が、音の世界を
通じて自分たちの環境をどのように捉えているか、何の音を聞き そこからどのような情
報を得ているのかを問題とし、それぞれの音環境を 個別の「文化的事象/音の文化」と
して位置づけることです。
そこには、音楽や言語といった「人為・人工の音」はもとより、潮騒や風の音、虫や鳥、
動物の鳴き声などの「自然の音」、さらに「静けさ」や「賑わい」といった特定の音環境
も関係します。また、個別の音を問題にする場合にも、その音が成立する環境全体をイメ
ージし、その内容を理解することを特徴とします。
私たち一人ひとりが、自分自身の日々の生活に根差して、これまでバラバラになりがちだ
った、科学、芸術、社会活動を結びつけながら、音の世界、さらには音のある環境を把握
し、その内容を人々と分かち合いうことが サウンドスケープの考え方なのです。

カテゴリー: SoundScape

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